2017年03月26日
集合住宅で行う場合に気を付けるべきことは
かつて自宅葬が当たり前だった時代は、次第にほとんどがどこかの葬儀会場へと成り代わり、自宅でのお葬式は消滅寸前だとも言われたことがありました。しかし近年はほんの少しではありますが、再び自宅でのお葬式をする人が増えてきているとも言われます。
その自宅でのお葬式では、特にマンションなどの集合住宅と戸建住宅とでは、気を付けるべきポイントが異なるので注意をしなければなりません。まず集合住宅でお葬式を行うにあたって気を付けるべきポイントの1番目は、近隣住民への騒音配慮となります。
集合住宅で一番トラブル最大原因は騒音問題となります。この騒音問題に気を付けるためには参加する人数を大幅制限をしなければなりません。また集合住宅では部屋そのものが狭いので、物理的に入れる人数にも限界があります。そのため参加する人は故人の家族だけとかなど極限に人数を絞り込む配慮をしないとなりません。次は棺桶移動の問題があります。もしお葬式を行う部屋が2階以上だと、棺桶は1階とその部屋の間を上下移動させないとなりません。このときは階段移動かエレベーター移動かのどちらかとなります。しかしエレベーター移動だと棺桶がエレベーター内に収まらないことも想定しないとなりません。階段移動にしても階段自体が狭い場合が多いので移動に大変苦労することも想定しないとなりません。他では車の待機場所をどこにするかなどの問題があります。まずは霊柩車をどこに待機させるかとなります。集合住宅の物件次第では建物の目の前に車を泊められるスペースがないところも珍しくありません。また建物の前の道路が狭すぎて運転困難な場合もあります。そうなると事前にどのあたりに待機が可能かなどを調べておかねばなりません。そして最後はその建物の管理者や近隣住民がヒステリーでないか否かとなります。集合住宅の物件の一部ではやたら管理規約が厳しいところもあり、何かにつけてクレームが多い場合もあります。これのためにトラブらないように自宅でお葬式が可能かなど入念な調査も欠かせなくなります。