2017年10月30日
終活の1つにもなる自宅葬儀の魅力
自宅葬が今、選ばれている理由の1つには、終活が大きく関与しています。故人の遺志が分からずに揉めることや、葬儀に呼んで欲しい知人などの把握ができない、などのエンディングが待ち構えているケースも現実的に挙げられています。
遺族にとって、誰に何を頼めば良いのか、分からないことばかりになるのも葬儀の難しさです。近年、葬儀社が提供しているのが、1日からロングスパンでの家族葬です。従来からあるホールでの葬儀は利便性もありますが、場所を借りる以上は時間に縛りが生じるため、いつまでも偲ぶことのできる自宅での空間が利用されています。
また、ゆっくり偲ぶ理由であれば、葬儀社側のホストも細かな作業や気遣いもでき、さらに、外部からの弔問を控えられることもポイントです。故人と家族のみで、長く、静かに偲ぶことにとかく集中できます。喪家が時間や雑務をこなすなど、慌ただしいだけで執り行われる葬式と違った体験とも言われていて、ベーシックなコースには、無宗教スタイルと宗教的儀礼付きに分けられます。
人数や規模も10名程度から対応でき、儀式や火葬のみならず、お別れ会や宗教儀礼となる読経などのオプションも追加できます。自宅葬では弔問客へのもてなしも不要とすることで、費用を抑えられる点も挙げられています。
通常は、自宅葬コンシェルジュが相談からプランニング、アフターフォローまで担ってくれる形式で、様々な追悼の形が相談可能です。もちろん、迷惑や心配事を生きている間に回避したい、などの高齢者の終活の1つとして相談されるケースも増えているほどです。