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2018年06月27日

葬儀の形式変化に伴い、減ってきた遺品の分配先

近年は親族間や友人、知人との付き合い方が変化してきたので葬儀にもその影響が出ています。故人の親族や友人、知人の他に職場の同僚や町内の人たちが大勢参列する一般葬がすっかり影を潜め、家族葬の増えたことが特色といえます。

寿命が延びて亡くなった時点で社会との接点の殆どなくなっていることがその理由として挙げられています。その他に現代の世相を代弁するように直葬が増えてきましたが、看取る人が数える人数しかいないケースが多いようです。

親族が元々少なかったか、いても付き合いの希薄な関係だった人が亡くなると形式だけで終わってしまうわけです。こうして、いろいろな形式の葬儀が行われるようになりました。葬儀が様々な形式で終わると金品について相続手続き期限の制約があるので、直ちに遺族が遺産整理を始めますが、この他に遺品の整理も始めなければなりません。

但し、遺品の中には故人との思い出多い品物があるので、一般的には節目行事である49日法要を過ぎた頃から始めるようです。喪主や遺族は親族や友人、知人との関係ある品物を夫々、関係ある人に連絡して引き取ってもらう習わしが昔からあります。故人との思い出を作ってくれた人に遺品を分配することは思い出も共有し、故人を思い出してほしいとの喪主や遺族の願いも込められているわけです。こうした遺品整理方法が一般的ですが、直葬で済まされる故人の場合、遺品の引き取り手がなく、遺品整理業者に処理してもらうケースが増加していることも話題になっています。

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