2020年03月19日
葬儀会場に合った焼香のやり方とマナー
焼香には立礼式と座礼式、そして回し式の3種類があります。葬儀会場の様式や規模によって、それぞれやり方が異なっています。立礼式は椅子席の会場で行われることが多く、順番が来たら祭壇の前に進みます。そこで遺族に一礼してから、焼香台の一歩手前で立ち止まります。
そこでも祭壇や遺族に向いて一礼し、宗派ごとの作法に従って抹香を香炉へ落とします。それが終われば、改めて遺影に向かって一礼や合掌をします。そして遺族に向かって礼をしてから席に戻ります。座礼式は畳敷きの会場で行われるもので、基本的な手順は立礼式と殆ど変わりません。
ポイントは真っすぐに立たないことで、移動する際には腰を落とすのが礼儀です。そして焼香をする時には、正座をするのが特徴です。回し式は会場が狭い場合に行われるやり方です。参列者はその場で動くことなく、香炉を隣に回すことになります。
受け取った人は、香炉を自分の前にいったん置きます。そして抹香を済ませた後に、隣の人に回すわけです。ポイントは香炉が回ってきた時に、相手に軽く一礼することです。それから、祭壇に向かって一礼又は合掌します。宗派の作法に従って抹香を行い、合掌して一礼することになります。そして次の人に渡す際にも、軽く礼をするのがマナーとなります。